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まつしろ現代美術フェスティバル

「まつしろ現代美術フェスティバル」は、2002年に日本と韓国が共同で開催したワールドカップを契機に始まりました。最初は信州大学の公開講座として「現代美術ワークショップ」として始まり、特定の場所の歴史や記憶を美術の視点で探るサイトスペシフィックな試みでした。このイベントは、日本と韓国からアーティストを招き、見学者も積極的に表現に参加する形式をとりました。
最初は1年限定の予定でしたが、韓国のアーティストの希望により翌年も開催され、以降続けられました。2004年にはエコール・ド・まつしろ倶楽部と連携し、「まつしろ現代美術フェスティバル」として開催され、会場も徐々に拡大し、ジャンル横断的なイベントとして成長しました。2018年からは信濃の国原始感覚美術祭との共同開催が行われ、さらに幅広い活動が展開されました。
現在は第18回を迎え、中国と韓国のアーティストを加え、中・日・韓の三国合同展示として開催されています。また、一般社団法人信州国際芸術区が設立され、フェスティバルへのバックアップとして活動しています。未来に向けての発展を期待しつつ、現代アートの流動性に対応しながら成長し続ける努力をしています。
中・日・韓 国際現代芸術交流展
アジアの現代美術は、独自の視覚的表現と多様な社会的・文化的背景を通じて、アジアの文化アイデンティティに深い洞察を提供しています。アジアのアーティストは東西の文化や歴史の違い、地理的、宗教的、民族的な違いに直面し、アートの現代性が進化しています。
「中・日・韓 国際現代芸術交流展」はアジアのアーティストが共通の問題について対話し、アジアの文化アイデンティティを再評価し、人類共通の運命共同体を構築しようとしています。
「中・日・韓 国際現代芸術交流展」は中日韓のアーティストが参加し、東方文化精神に焦点を当て、アジアのアートの新たな視点を提供することを目的としています。
